新年明けましておめでとうございます。2022年寅、年男です。
建てて頂いたお客様、現在設計中のお客様、もう少しで完成間近のお客様、そして関係者のみなさま、昨年は大変お世話になりました。
昨年はコロナ禍により社会生活に大きな影響を与えられた中でしたが皆様のお陰で7プロジェクトが無事に竣工となり、3プロジェクトが着工となりました。また、鎌倉大町にスタジオを構えることができ、忙しさの中でもチャレンジをすることもできた年でした。
しかしながら建材は月ペースで値上がりを続け工務店や設計側での努力ではカバーしきれない状態になってしまいました。土地も枯渇してしまいリスクのある土地が高値で取引されてしまっています。同じクオリティの家でも現在では数百万は無駄にコストが上がってしまっていると思います。このような状態でしっかりとした予算計画に基づいた家を作るためには信頼を元に一緒に歩むことができるパートナーの存在が本当に必要になるのかと思います。
設計者としても全てのお客様と家づくりというスタンスではなく、一緒にチームとして信頼関係をもって歩んでいけるお客様と家づくりをしなくては、この困難には立ち向かえないのかなと強く思います。それだけにクラシックの考えるしっかりとした木の家づくりを続け、お客様に発信していかなくてはならないと思います。
今年は自身がチームとして携わる商品化住宅KIBARIのショールームがたまプラーザ駅前にオープンします。クラシックの住宅物件も鎌倉にいくつか計画中です。ウッドショックの波に洗われて日本の木材事情はただの国産材ではなく、どこの森と繋がるかが今後の鍵になってきそうです。
信州カラマツに魅せられて、カラマツとどこまで歩んでいけるのか、とことん木愛(気合い)で進んでいきたいと思います。
クラシック一級建築士事務所 代表 山本寛之
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