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  • 執筆者の写真山本寛之

低炭素認定住宅 技術審査取得です。

 近年たくさんの認定住宅が作られ、本来の設計業務以外にこうした認定業務も行う機会が増えてきました。自分の設計する住宅は時代に合わせて建材などのスペックもあげてきましたが、等級〇〇と同等というお答えしかできませんでした。しかし、今回お客様からの要望もあり、クラシックの住宅が厳しい条件でもある低炭素認定住宅との適合性を確認する機会を頂きました。

 ひと月ほどの書類との格闘となりましたが、ほぼ現在の仕様で低炭素認定住宅の技術審査を取得することができました。これで一つしっかりとお客様にお伝えすることができると思います。


 そして低炭素認定住宅の仕組みというのも同時によく理解することになりました。あくまで建材・設備機器のスペックやランニングコストを重視したもので、設備・建材の生産や廃棄による二酸化炭素の排出などは考えておらず、湘南の気候にあった暮らしなどに合致するものではありません。最新の車をどんどん買ってくれたらエコだしお得だよ、そんな経済界のメッセージが見えなくもありません。


 低炭素住宅取得をうたう建築業界の宣伝も多々お見かけしますが、それはあくまで一つの指標であり家の全てを伝えられるものではないと思います。そして自分が目指す湘南での気持ちよい暮らしを追求していくことにもブレがないと改めて感じる機会にもなりました。家の外壁や内部に日本の木を積極的に使っていくことが日本の森を更新し、輸送による石油の消費も抑えることができる本当の低炭素につながるのだと思います。


そして、このプロジェクトは低炭素+カラマツという組み合わせなので、素晴らしい結果につながると思います。




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