設計開始から一年後の着工となりましたが、家人の想いがたっぷりと入ったプロジェクトとなりました。70坪近い規模の3世帯住宅という大変な作業でしたが、自分の中でのスキルアップにもなりました。家の打ち合わせはもちろん、構造計算や法的な手続きも一般住宅とも桁違い、さらには埋蔵文化財エリアで軟弱地盤という鎌倉での最高難度だったと思います。
お客様のご理解とたくさんのプロフェッショナルな方々に支えられ工事もスタートがきれました。お客様と建築士、そして工務店が一つの輪となって作業を進められるのはホームメーカーやビルダー主導の家づくりとは違う設計事務所ならではの形だと思います。
この建物に使われるカラマツも相当な量になります。それだけ信州の山が元気になると思うと設計者冥利につきます。選んでいただいたお客様に感謝しきれません。いずれ皆で信州の山にも感謝を伝えに行きたいです。
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