自邸なみへい庵も梅雨明けの兆しがあった暑い日にタープを取り付けました。
最近は強風の日以外は夏の間つけっぱなしです。窓外に深い庇がないので外側で日影を作ることで(室内にブラインドなどを付けるより)温熱環境負荷はだいぶ軽減されます。
ご自宅にタープの設置を検討されている方も多いので、少しだけアドバイス。
タープにはアームなどが伸びる機械式や手で取り付ける一枚布タイプがあります。湘南は強い潮風もあり機械式はすぐに錆びてしまい重量物を外壁につけるのは負担がかかり漏水リスクも増えてしまうので手でつけるタイプをお薦めしています。
いろんな商品が売られていますが、風抜けなどを考えると三角形のものが比較的良いかなと感じています。日陰の範囲を増やすには2枚つけても良いかもしれません。
外壁側にはステンレスの留め金をつけて、タープ側はアルミかステンレスのカラビナを使います。力も掛かるのである程度しっかりした商品の方が良いでしょう。外壁側に止める場所はまず下地を探します。通気構法により外壁裏側は空洞になっているので板をとめている釘裏の下地を狙いましょう。外壁材の厚みは20ミリ程度、下地材は18−24ミリくらいなので40−45ミリくらいのステンレスのビスが防水層をいじめないので良いと思います。
米杉べべル(横張り)の場合は板厚が均等でないので下から3センチくらいのところが比較的良いかと思います。やはり下地にしっかり止めることが一番のポイントです。あとはサッシ周辺は防水にも関わるので枠からは少し離して設置しましょう。
外壁につける金物は先に細めの下穴を開けて、屋外用シールをたっぷりつけて溢れるくらいな感じでビスを止めてください。シールが溢れることでしっかりと水が止まります。
外壁逆側はバルコニーの手すりなどに留めることもありますが、自分の場合は門柱に金物をつけて止めています。高さが低くなる時はバルコニー手すりに柱をだかせることもあります。また、ロープの間には枠式ターンバックルを入れて張りを調節できるようにしています。カラビナとロープはしっかり止まり調節ができるもやい結びとしています。
これからの夏の気温は上がりっぱなしです。少しでも家に負荷を掛けないようDIYタープ設置を楽しんでください。
写真:三角タープ 形と色が豊富なクッカバラ製です
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