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  • 執筆者の写真山本寛之

湘南で一番贅沢なのは海見え物件ではない

更新日:2023年9月13日





海が見える物件は家にとって一番過酷

毎年台風や温帯低気圧による強烈な風や雨の頻度が増えています。そんな中で海が見える物件というのは、その自然の脅威が家にダイレクトに襲ってくることになります。湘南では台風は西から吹いてくるので西向きの海見え物件ほど恐ろしいものはありません。それに比べて東向きは穏やかな海の景色を楽しむことができます。強烈な雨は地面から降り、当然サッシや軒下からの雨の吹き込みを許すことになるので十分な知識を持った建築士、工務店、そして職人の総合的な建築的対応が必須になってきます。デザイン優先の納まりは絶対にNGです。一度強い雨が降ればガラスは潮で真っ白に、そして午後3時を過ぎて洗濯を干そうものなら海からの湿った空気でべっとりしてまうので湘南暮らしの共通項は洗濯物は3時までという言葉もあるくらいです。

塩害はアルミサッシを溶かし、植物を枯らし、いろんなものを錆びさせます。

134号線に並ぶ住宅やコンクリート造の店舗などを見るとよく分かりますが錆びついた給湯器やエアコン室外機、屋外ライト、ドア蝶番、外部手すりはもちろん、車などへのダメージもよくわかります。134号線に面する由比ヶ浜のとあるマンションでは台風の時は錆びて穴の空いたサッシの下レールから水が噴き出すので毎回タオルで押さえているなんて話も聞きました。色々な寿命が短くなってしまうのも海辺に近いことのデメリットの一つです。塩害は植物の成長を妨げるだけでなく、風により根の発育が悪くなるのでせっかくの樹木が枯れてしまうことも。

海に近い暮らしにするなら、海近山見え物件を探せ

穏やかな海の眺望は素敵ではありますが、一度海が荒れればガラスは曇り、家は風で揺れて一晩中窓が割れる心配ばかり。西日がさせば眩しくて外は見えずエアコンもほとんど効きません。そして毎日拝む海に人はちょっと飽きてしまうものです。自分は長い間湘南で住宅設計をしておりますが、一番の贅沢は海まで歩ける距離にあり家からは山の景色がいつも望める、そんな場所ではないでしょうか?山には四季もあり毎日雰囲気が違って見えます。木々の揺れで海側の風の具合も感じることもできます。台風の時も周りの環境に風雨が遮られて静かに眠ることもできます。これからの土地探しで海見えは一番の人気物件ですが、ここであえて海近山見えを探してみるとコストの面でも満足できるかもしれません。

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