- hilo yamamoto
打ち合わせ風景
家づくりってどんな感じに進んでいるのか?
そんな疑問にお答えします。
設計事務所って実は仕事の幅は広く、クラシックでは設計契約前から動くこともとても多いです。
気になっている土地の不動産業者からは得られない建築士からみた率直な意見や、購入前の土地に希望の間取りが本当に建てれるのか?などの疑問にもお答えしています。
住宅のデザインを生業としているのでご契約前でもちょっとしたプランでも描くのは本当は好ましくないのですが土地を買うというのはとても大きな買い物なので、少しだけですがお手伝いをさせていただいております。
土地が決まると設計契約の後、基本プランを何回かの打ち合わせを経て決めていきます。ここで一回概算を工務店さんにお願いして全体予算に対してのバランスに問題ないか確認します。そうしないと細かい打ち合わせに入ってしまうと後戻りが本当に大変です。坪いくらの感覚はここまでの話です。
次にショールームなどお客様がキッチンや浴室の仕様を見て回っている間に確認申請業務。細かく進む前に法的に問題ないか確認をして、銀行ローンに必要な確認申請などの業務を行います。
建築確認がおりると今度は実施図面の作成です。ここでは細かな内装や電気設備、住宅設備、サッシ、建具、外部などの工事金額に関わる部分を詰めていきます。通常数回の打ち合わせですが、一回で10時間に及ぶこともあります。だいたいここでお客様もここまで大変とは思わなかったと声をあげますが、ちょっと楽しそうです。また、構造に関わる細かな図面を作成し、サッシ業者やプレカット工場、構造事務所との打ち合わせも行い大量の図面を作成します。眼と腰がやられる作業です。
ここで本積算、工務店さんにどさっと資料が渡り工事金額の積算です。ここでしばらく時間が空くので建てられた御宅の内覧や最後のショールーム周りなど行います。
そして、すんなり工事金額がうまくいくことはありませんので、ここであーだこーだ言いながら数万単位での調整を行い、やっと工事契約へと進むのです。ここらで3ヶ月くらい。
地鎮祭から竣工まで約6ヶ月。大工さんの丁寧な作業で、かつ無駄な時間を掛けない労務量を考えるとやはりいい家は最低6ヶ月だと思います。なので2ヶ月で家が立つとかいう話を聞くと、うーん中身はどうなっているのかなと思います。
この間も週に一回は現場での定例、20-30回は現場に足を運ぶと思います。そしてお客様との現場での打ち合わせも何回か。途中法定検査などもあり緊張は続きます。
地鎮祭から6ヶ月、無事に引き渡しとなっても、外構工事や植栽工事などでさらに1-2ヶ月は打ち合わせなりお会いすることは多いです。
となると、契約前から動いていたとすると12ヶ月くらいはお客様と一緒に動いていることになります。よく設計事務所は敷居が高いとか設計料が高いとか言われてしまいますが、時間で割ると・・・
あまり考えないようにしていますw 敷居はほぼ絨毯レベルです。
一番の喜びはお客様の夢がかなった素敵な笑顔。そして自分の知識や経験、技量、アイデアそしてセンス全てを使って何かを与えられることってとても幸せなことだと思います。
100戸家を設計しても100違うストーリーと幸せがあります。家づくりは最高です。

10月から工事着工のK夫妻。本がかけるくらいの家づくりw サーファーは荒波好きか・・・
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