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hilo yamamoto

安曇野で出荷を待つカラマツサイディング


現在進行中の現場に納品するカラマツ外壁の塗装状況を確認しに安曇野まで足を運びました。

今回は新色の湘南クラシック(通称 NORI)

青ながらも黒っぽく、そして緑も感じられ木目も強調された美しい色合いです。

置き場にはいくつかの産地のカラマツが集まっていました。エリアによって取れる大きさも異なるので構造材、外装材と用途を分けて生産するそうです。今長野県佐久地方ではある種のカラマツバブルが始まっており皆伐が進んでいるそうです。皆伐ともなると丸太の生産量が間伐の3倍近くにもなるそうですが、同時に苗木を植えることをしなくてはなりません。

もちろん林業にとって次の収穫期となる40-50年以上先を見据えた苗木の選択は非常に難しい判断になるかと思います。将来のニーズにカラマツが対応できるかどうかは、これからの林業の販路拡大に向けた動きにかかっていると思います。

 下の写真は塗装前のカラマツサイディング。素地の色になります。カラマツは加工の段階で接着剤による節の抜け止め処理をするのですが、完全に抜けたものにはこうした埋木をしています。丸太一本からの生産率(木取り)をあげるための手仕事による工夫と努力がここにあります。

中規模の製材所ならではの個別ニーズに応じた外壁材の生産を林友ハウス工業さんは行なっています。今回も特注色のための2色配合塗料の二回塗り(しかも1度目と2度目の配合も少し異なります)により、色合いの変化を魅了するカラマツの独自のカラーを作り上げています。納品がとても楽しみです。

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